おうちで介護をされているみなさま、お仕事で介護をされているみなさま、いつもお疲れ様です。深夜や早朝は寒い日が続いていますが風邪などひかれていませんか？
子供のころのお正月は楽しいことがいっぱいでした。お休みだしなんといってもお年玉がもらえます。クリスマスという一大イベントが終わって更にくるお正月という幸せ。そんな数十年前が懐かしく眩しく思えます。大人になってもお正月は楽しいですね。なんとなく心がわくわくして、世間が浮足立っているのを感じます。
今年のお正月もみなさま楽しく穏やかにお過ごしになれたでしょうか？
おうちで介護をされている方には、なかなか難易度の高い季節であるとも思います。休みに入ってコロナやインフルエンザのリスクは爆上がり。気温は低く、そもそも風邪をひきやすい。暑さ寒さの感覚がわかりにくくなっており、薄着すぎたり厚着すぎたりする。
気をつけなければいけない事がたくさんです。
そこに追い打ちをかけるお正月の準備。お掃除、お料理、諸々の手配。お餅をどうしようか悩まれる在宅介護のご家族は本当に多いです。本人さんはお正月にお餅を食べないという選択肢はないので難しいところ。
とどめのように、そわそわ感マシマシで落ち着かれない本人さん。
そりゃあお正月ですもの。みんなそわそわしているんだから、本人さんだってそわそわしちゃいますよね。「落ち着いて」「座ってて」と言っても、周りがバタバタしているのにそんな申し訳ないことはできません。「やることがいっぱいあるのに座ってられないでしょ！」と利用者さんにお叱りを受ける事が良くあります。
そんなわけで、おうち介護でお正月を乗り越えたみなさま。
本当に、本当に、お疲れ様でした！
誰もケガをすることなく倒れることなく、無事にお正月を乗り切った。それが何より素晴らしく、胸を張れる偉業を成し遂げられました。
ただ、もしこれをご覧のおうち介護をされている方の中に、「もう来年は無理」「こんな大変ならお正月なんて来なければいい」そんな感想を持たれた方がいらっしゃったら。
どうぞ、次のお正月は介護サービスの利用を検討してみてください。ショートステイという短期お泊りシステムがあります。お蕎麦や正月らしいお料理が出るところも多いと思います。お正月らしい飾りつけをして、雰囲気作りをしている施設さんがほとんどです。
「せっかくのお正月なのにかわいそう」「お正月だけ預けるなんて親不孝してる気がする…」そんな、お世話している方への優しさを、ほんの少しご自身にも向けてあげてください。十分にがんばっていらっしゃいます。あなたの優しさは24時間365日稼働しています。ほんの数日、プロに任せる事でその優しさが疑われることはありません。
お世話をする方が健康で、お世話に協力する方が健康で、それぞれに充実していらしてはじめてお世話を受けるかたにロスなく100パーセントの優しさを届けることができるのではないかなと、私はそんな風に考えています。
どうぞ、ご自身をまず第一に。そしてご家族を大切に。そして満を持してお世話する方に優しさを届けてください。
最後に、お正月も働き続けている介護職の同志みなさまへ。
今日もお疲れ様です！無事に一日過ぎましたか？少しでも平穏な時間がありましたか？
みなさまのおかげでお正月休めるご家族がいます。みなさまのおかげで家族と過ごせる同僚がいます。本当にありがとうございます。どうぞ体に気を付けて、お仕事が終わったら暖かいものを食べて体を休めてくださいね。
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