漫画は人生の灯火、心の潤い、夢の翼、私にとってなくてはならないものです。
そんな私の、待ちに待っていたこの1冊!
樫木祐人さんの描かれている『ハクメイとミコチ』の11巻!
このシリーズは、とにかくごはんとお酒がおいしそうで、小物までしっかりと描きこまれていてほれぼれします。毎回何かが食べたく(飲みたく)なってしまう漫画で、リモンチェッロなんて洒落たものを知ったのも、ジャムにバジルを入れてみたのもこの漫画のおかげでした。蔵囲いやひやおろしなんてワードにもときめきを感じます。
あとは、小人さんが主人公のお話なので、サイズ感の違いが面白いです。小人さんたちはブルーベリーを切りわけて食べるサイズ感なので、とても小さいです。対して同僚や友人にはイタチさんやネコさんという大型の動物もいて「入れる店が少ない」とか「服のサイズがない」という話をしているのがしみじみ楽しいです。
主人公の二人はどちらも職人気質で、11巻はその様子も描かれていました。ほのぼのなんだけどもそれだけではなく、悩んだり迷ったりする様子が、これまたしみじみ感じ入ります。タイプは違うのですが、どちらもこだわりがあり、妥協への迷いがあり、でも諦めきれない部分もあって、小人さんも私と同じように人生大変なんだなぁと勝手に親近感を感じてにやにやしてしまいます。
現在、新しい仕事環境に四苦八苦しながら毎日を凌いでいる私に、まさしくご褒美のようなタイミングで新刊がでたので、本当にうれしかったです。そのうちにこの四苦八苦を何か他の方にもお役に立てるような情報としてお伝えできたらと思っています。
現実逃避上等! 何度でも派手に逃避して何度でも戻ってくればいいじゃないかの精神で、毎日がんばっていきたいです!
『ハクメイとミコチ』11巻、間に入る「足元の歩き方」までしっかりと面白いのでぜひ!!
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